好物は温泉です。

源泉かけ流しが大好き。日常は温泉銭湯へ。お腹はローカルグルメで満たします。

宮城 鳴子温泉 国民宿舎たきしま

 赤倉温泉のついでに立ち寄ってみた噂の個性的すぎる温泉、その名も「くすり湯」


車を停めて、日帰り料金を払おうとすると、宿の人らしき男性が
「で、介護なの?」と
いらっしゃいませでもなく、こんにちはでもなく、介護なのとはどういうことなのか…

夫が「なんですか?」と聞くと
「だからー、旦那さんが具合悪けりゃ奥さんが介護してやるだろう!?その反対で奥さんが具合悪けりゃ旦那が介護だよ、で、どっち!?あんたどこが悪いの!?」と…

このあとわかったのですが、くすり湯の効能を求めに来たのはなんのためかということと、身体に合わせた入り方と、ストレッチをレクチャーをしてくれようとしていたのです。
全然意味がわからなかった…笑

この男性、話し方や立ち振る舞いが独特すぎて、下手したら無礼な感じなのですが、腹が立つといういうより笑いたくなってしまいました。

「あんたはのぼせやすいから肩まで入って50秒だよ、旦那は1分入っていいや、うちのは効くから気をつけてよ。そのあと100杯掛け湯して、疲れたら何回かに分けてやりゃいいんだよ!わかった!?」
と細かく指導が入ります。

親切すぎるぐらいに親切です。
面倒な人は何回も来てますからと断ればいいかもしれません。でもお湯を知り尽くしているのでとてもためになります。



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温泉は地下へと降りたところにあります。
通常の男女別の温泉もあるものの、噂のくすり湯というのは貸切になっていて、予約はできないため、順番に並んでまつというシステムです。
このときはラッキーにも一組待ちでした。



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階段を降りるあたりから蒸し蒸しとした空気が漂っていましたが、入った途端にすごい熱気です。そして油のようなにおい。

湯船の後ろの穴からものすごい熱気が出ていてサウナ状態になっているのです。後で調べると、ここに70℃を超える源泉が湧いているようです。

お湯は、真っ黒でとろっとしていて、確かによく温まります。

汗が吹き出るのは、お湯のおかげなのか熱気のおかげなのかよくわかりません。

いいお湯だとは思いますが、正直汚い気もします…
そしてドアが空いているのと、脱衣場の湯気がすごくて落ち着かないです…

入浴後は妙に身体が軽くなりました。
余談ですが、翌日は掛け湯100杯のため肩が筋肉痛になりました笑

なんとなくまた行ってしまいたくなるような、とにかく全てにおいて強烈に個性的な場所でした。